あなたはとっさに声が出ますか?
少し前、あちこちで、すれちがいざまに子供が頭を殴られたり、顔をひっぱたかれたりする事件が相次ぎました。幸いなことに致命傷に至るものは無かったようですが、突然殴られた子供たちはさぞかしびっくりし、改めて恐怖に駆られたことでしょう。弱いものに不意打ちを食らわし、自分の鬱憤を晴らそうとするのは本当に卑怯な許せない行為です。
私たち人間は、いや人間以外の動物たちも、危険に遭遇したとき、思わず悲鳴をあげたり、驚きの声を発して、誰かに助けを求めて身を守ろうとするものです。しかし不意打ちに遭うと人はほとんど声を出すことが出来ません。なぜなら、その瞬間に息を呑んでしまうからです。声は、息を吐くときに出るもの、息を呑んでしまえば当然声にはならないのです。
そして息を呑んだ瞬間はほとんど思考停止状態に陥ってしまうので、何が起こったかよく分からないという状態になってしまいます。犯人はそれを利用してまんまと逃げおおせてしまうのです。しかし、命を守るためにはとっさに声が出るということが大切です。
息を呑むより早く声が出ること、「あーっ」「わーっ」と大声が出れば、相手は一瞬ひるみ、力が失せるのです。自分が物を落としたり、穴に落ちたりするときも一瞬早く声が出ていると、何とか人の注意をひくことが出来ます。そして相手に危険を知らせたり、助けてもらえたりするのです。
とっさに声が出るということは、危険を察知する能力と、それに機敏に反応する能力が必要です。現代人は色々な道具に守られて、本来人間がもっていた予知能力を衰えさせてしまったのでしょう。ボイストレーニングは、とっさに声が出る肉体条件をつくる訓練でもあります。どうぞ一度試してみてください。
2004.4.1初出
私たち人間は、いや人間以外の動物たちも、危険に遭遇したとき、思わず悲鳴をあげたり、驚きの声を発して、誰かに助けを求めて身を守ろうとするものです。しかし不意打ちに遭うと人はほとんど声を出すことが出来ません。なぜなら、その瞬間に息を呑んでしまうからです。声は、息を吐くときに出るもの、息を呑んでしまえば当然声にはならないのです。
そして息を呑んだ瞬間はほとんど思考停止状態に陥ってしまうので、何が起こったかよく分からないという状態になってしまいます。犯人はそれを利用してまんまと逃げおおせてしまうのです。しかし、命を守るためにはとっさに声が出るということが大切です。
息を呑むより早く声が出ること、「あーっ」「わーっ」と大声が出れば、相手は一瞬ひるみ、力が失せるのです。自分が物を落としたり、穴に落ちたりするときも一瞬早く声が出ていると、何とか人の注意をひくことが出来ます。そして相手に危険を知らせたり、助けてもらえたりするのです。
とっさに声が出るということは、危険を察知する能力と、それに機敏に反応する能力が必要です。現代人は色々な道具に守られて、本来人間がもっていた予知能力を衰えさせてしまったのでしょう。ボイストレーニングは、とっさに声が出る肉体条件をつくる訓練でもあります。どうぞ一度試してみてください。
2004.4.1初出
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