立ち止まることを恐れずに
6月に入った。
東京地方の入梅も間近かだと気象庁は言っているが、5月の初旬から雨模様が続いている今年は、もうずうっと梅雨気分である。地球温暖化の影響は世界各地に現れており、多くの警鐘が鳴らされているが、大国といわれている国々は、又グローバル化した資本は、自らの欲望を抑えられず、抜本的な対策も取れず、生活も変えられず、事態はどんどん深刻化している。
自然災害への漠然とした不安は、人々をなかなかスローライフへと向かわせない。
情報は瞬時に世界を駆け巡り、24時間ひとを眠らせることが無い。エネルギーは消費され続け、人々は疲れ果て、自然は枯れてゆく。
生きるということは光と影のバランスの中に身をおくことだ。光の中にいれば人は幸せだと思うかもしれない。しかし光の中ばかりにいると、人はものが見えなくなる。息も浅くなり短くなってゆく。どんどんヒステリックになり、攻撃的になる。もちろん他人のことも考えられなくなる。私たちが生きている今という時の重さを、実感できなくなってしまうのだ。
影の中で憩い、ゆったりと深い息をすることが今の私たちには必要なのだ。暗い夜にじっとして動かないでいることも大切なことだ。立ち止まることを恐れてはいけない。ボーっとすることで脳は元気を取り戻す。
この梅雨の季節に、少しペースを落として、ゆったりとした暮らしをしてみてはどうだろう。
深い呼吸の無いところに本当の声はないのです。本当の声を見つけて、それを使って、自分自身を取り戻してください。
2006.6.8初出
東京地方の入梅も間近かだと気象庁は言っているが、5月の初旬から雨模様が続いている今年は、もうずうっと梅雨気分である。地球温暖化の影響は世界各地に現れており、多くの警鐘が鳴らされているが、大国といわれている国々は、又グローバル化した資本は、自らの欲望を抑えられず、抜本的な対策も取れず、生活も変えられず、事態はどんどん深刻化している。
自然災害への漠然とした不安は、人々をなかなかスローライフへと向かわせない。
情報は瞬時に世界を駆け巡り、24時間ひとを眠らせることが無い。エネルギーは消費され続け、人々は疲れ果て、自然は枯れてゆく。
生きるということは光と影のバランスの中に身をおくことだ。光の中にいれば人は幸せだと思うかもしれない。しかし光の中ばかりにいると、人はものが見えなくなる。息も浅くなり短くなってゆく。どんどんヒステリックになり、攻撃的になる。もちろん他人のことも考えられなくなる。私たちが生きている今という時の重さを、実感できなくなってしまうのだ。
影の中で憩い、ゆったりと深い息をすることが今の私たちには必要なのだ。暗い夜にじっとして動かないでいることも大切なことだ。立ち止まることを恐れてはいけない。ボーっとすることで脳は元気を取り戻す。
この梅雨の季節に、少しペースを落として、ゆったりとした暮らしをしてみてはどうだろう。
深い呼吸の無いところに本当の声はないのです。本当の声を見つけて、それを使って、自分自身を取り戻してください。
2006.6.8初出
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