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2013秋合宿報告 その4

さて、最後のトレーニングは「朗読 」です。

今年は詩が2篇に散文が2篇。
グループに別れて、自分たちで構成し、発表し合う、という形式。

人の手によって書かれたコトバを、
音声で立ち上げていくと、
黙読しているのとはまた違う世界が見えてくるのが、朗読の面白いところ。

そして仲間と息を合わせる。
そう、文字通り「 息を合わせる」。
息がピッタリ合うと、いつもより沢山、力が出せたりする。
お互いのことをそれほどよく知る間柄ではなくとも、すっと近付き合えたりもする。

私は、この現象がとても好きです。

詩「 きもちのふかみに」谷川俊太郎


詩「夕焼け」吉野弘


「 ご賞味ください」ことばの歳時記より


昔話「 若様はひとり」


合宿参加の皆様、ありがとうございました。また来年も是非開催したいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします。




きもちのふかみにおりていきたい
そこにはにじもほしもないから
かえってこえはよくきこえるんだ
おとなもこどももきっとおんなじ
いつしんだってかまわないんだ
だけどできたらいきていきたい
かみさまなんていないんだから
ともだちだけはほしいとおもう
はなしをきいてくれるともだち
てをにぎってくれるともだち



きもちのふかみにおりていこうよ
せんせいとおやときみとぼくと
めにはなんにもみえないとしても
きっとなにかがきこえてくるよ
ほんにはけっしてかいてないこと
うたがはじまるまえのしずけさ
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プロフィール

彩声

Author:彩声
宮崎絢子


株式会社 彩声
代表取締役社長

ボイスコンサルタント

元テレビ東京アナウンサー。
現役時代は報道番組の司会やプロデューサーとしても活躍。
定年退職後、ミヤザキ式ボイストレーニングを構築し、2000年に教室をオープン。
広く、声の重要性を伝えるために活動中。

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