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冬将軍の到来、年末年始のスケジュール

秋の終わりにやってくる冬将軍、今年も日本列島日本海側を直撃、関東もいっきに真冬並の寒さに襲われ、肩をすぼめてブルブル、あっというまに身体がカチカチになってしまいました。
こんなときは無理をせず、ののゆる体操を、ゆっくりやってみてください。暖房を強くするより、身体の中から暖めて血液の循環をよくするほうがずっと健康的です。そして身体を温めてくれる食べ物を食べるのが最高!寒さに備えましょう!冬将軍は行きつもどりつりしながらあたりを段々冬色に染めてゆきます。すっかり冬になって寒さも安定すれば、身体の抵抗力も出てきますが、寒くなったりあたたかくなったりの激しい今がいちばん体調を崩しやすいときです。衣服もまめに調節し、身体を動かすことも忘れずに!毎朝の、ののゆるの、軽い体操を忘れずにね!
 

恒例の忘年会をスタジオで、12月23日(火曜日)、祝日の午後、2時ごろから6時ごろまでおこないます。日ごろ教室に来られないひとも、お友達を誘って、おいで下さい。
会費は2千円。差し入れ大歓迎!!参加ご希望の方はスタジオにご一報下さい。
  年末は12月26日(金)まで、年始は1月6日(火)からレッスンをはじめます。よろしく!!
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立ち止まることを恐れずに

6月に入った。
東京地方の入梅も間近かだと気象庁は言っているが、5月の初旬から雨模様が続いている今年は、もうずうっと梅雨気分である。地球温暖化の影響は世界各地に現れており、多くの警鐘が鳴らされているが、大国といわれている国々は、又グローバル化した資本は、自らの欲望を抑えられず、抜本的な対策も取れず、生活も変えられず、事態はどんどん深刻化している。

自然災害への漠然とした不安は、人々をなかなかスローライフへと向かわせない。
情報は瞬時に世界を駆け巡り、24時間ひとを眠らせることが無い。エネルギーは消費され続け、人々は疲れ果て、自然は枯れてゆく。

生きるということは光と影のバランスの中に身をおくことだ。光の中にいれば人は幸せだと思うかもしれない。しかし光の中ばかりにいると、人はものが見えなくなる。息も浅くなり短くなってゆく。どんどんヒステリックになり、攻撃的になる。もちろん他人のことも考えられなくなる。私たちが生きている今という時の重さを、実感できなくなってしまうのだ。

影の中で憩い、ゆったりと深い息をすることが今の私たちには必要なのだ。暗い夜にじっとして動かないでいることも大切なことだ。立ち止まることを恐れてはいけない。ボーっとすることで脳は元気を取り戻す。
この梅雨の季節に、少しペースを落として、ゆったりとした暮らしをしてみてはどうだろう。

深い呼吸の無いところに本当の声はないのです。本当の声を見つけて、それを使って、自分自身を取り戻してください。

 
2006.6.8初出

樹々と一緒にのびあがって

風薫る5月。我が家のもみじも眩しいほどの新緑に輝いています。
若葉の季節は何だかドキドキするような躍動感がありますね!体の中から古いかすや、毒気を吐き出して、新鮮なさわやかな空気を一杯吸い込みましょう!

身体を浄化するには、適度な運動と、ここち良い会話が大切です。ここちよい声を出すことによって身も心もリフレッシュするのです。
若草萌える草原や、新緑につつまれた公園などで身体をのびのびと動かし、気持ちの良い声を出して談笑するのはとてもすばらしいことです。新鮮な生気が身体中をかけめぐり、細胞が生き生きとしてきます。

お友達と、家族と、恋人と、ご近所の人と、犬や猫と、大いに、おおらかに、語らい笑ってください。そうすればきっと、これからやってくる梅雨のうっとうしさも気にならなくなるでしょう。ちょとした体調不良もきっとどこかへ飛んでいってしまうでしょう。

この時期にじっと黙って閉じこもっていると、若い芽のエネルギーに負けて鬱になってしまうかもしれません。子どもも大人も、若者も年よりも、男性も女性も、みんな樹々と一緒にのびあがって、身体を天に伸ばしてください。きっと生気がみなぎってくること請け合いです。

 
2006.5.6初出

自然と一体になって

 風薫る5月。一年中で一番気持ちのよい季節です。新緑が陽に映えて、明るくきらきらと輝いています。野を渡る風はさわやかで、少しひんやりと、太陽の熱をやわらげてくれます。
 こんなとき、木々に囲まれた山の中で、思いっきり声を出すのは本当に気持ちのよいものです。

 ゴールデンウィークはもう終わってしまいましたけれど、これからハイキングに行く予定のある方は、是非、山に向かってヤッホーと呼びかけてください。
 山に登り、山に向かって立つと、人は誰でも山に向かって呼びかけたくなるものです。山の霊気を浴びてお腹の底から気持ちのよい声を出すと、声は山々にこだまして、山々を渡ってゆきます。山々とあいさつを交わせたのです。
 こんなときわたし達は自然と一体になった自分を感じ、パワーがみなぎって来るのを実感することができます。そしていつもよりずっとずっと力強い、のびのびとした声を出せるのです。

 そして山から帰ってからも、どことなく今までと違う自分を感じ、何か声を出すことが楽しいように感じられると思います。のびのびと気持ちのよい声を身体中から出せたということが、自分を解放し、新しい生き生きとした生命力を芽生えさせたのです。

 わたしたちは、しっかりと気持ちよく声を出すということの力を、あらためて見直したいと思います。皆さんも是非実感してみてください。

 
2005.5.9初出

春風大声

 いっきに満開になった桜ももう散って、若緑の小さな葉っぱが開き始めました。これからまわりは新緑の季節へと移ってゆきます。

 春は、ものみなのびやかに身体を伸ばす季節。私たちも、思いっきり身体を伸ばして新鮮な空気を胸の中に取り入れましょう。でも残念なことにこのよい季節が花粉症に悩まされる季節なのですね。出来るだけ少ししか息を吸わないで、身を潜めている人もたくさんいます。自然が怒って人間に報復しているのではないか、ということを言う人もいますが、元は人間の勝手が招いた事態なのですから、やはり人災なのですね。

 それでもやはりこの季節に身体を伸ばし、柔軟にしておかないと、この先身体のバランスが良く保てないのです。自然の中で生きている人間は、この自然のリズムに上手に合わせ、この季節に生命力をたっぷりと体内に取り込んでおかねばならないのです。

 身体を伸ばすと声ものびやかに出てきます。声がのびやかに出てくると、身体の細胞が喜んで、生き生きと反応してきます。まさに全身が活性化されてゆくのです。

 草も木も、ものみな伸びてゆく季節に自然の中で大きな声を出すのはとても気持ちのいいものです。しかし、大きな声を出すというと、ほとんどの人は気持ちの悪い声を思い浮かべます。不快な声を出して大声で怒鳴る、その声を想像するからではないでしょうか。そして本当に不快な声を出す人が多いのも事実です。「思いっきり声を出す」というと、お腹の底に溜まっていた不愉快な思いやストレスを、一気に吐き出そうとして、身体をゆがめて大声を出すのです。だからとてもいやな声が出てしまいます。出した本人もますます不快感が募り、聞いた人もとてもいやな気持ちになって、その人のそばに近寄りたくなくなるのです。だからみんな大声が嫌いになります。大きな声は出すものじゃあないなあと思うのです。
 お向かいの人に向かって大音量で音楽をかけたり、罵声を浴びせていた人が逮捕されましたが、テレビで聞いたあの人の声は、本当にまさに罵声、実に不快な声でした。あんな声で人にものを言ったら自分はどんどんいやな人間になっていってしまいます。本当に聞いてもらいたいことがあっても絶対に聞いてもらえないでしょう。自分で自分をいやな人間にしてしまっていることを分かって欲しいと思います。

 のびのびと身体を伸ばして、心地よく声を出せば、その心地よい声が自分を清めてくれるのです。そのとき、ストレスがスーと消えてゆきます。人を傷つけることなく、自分自身をも傷つけることなく、心がそして身体も、やわらかくなるのです。そしてはじめてよいコミュニケーションが生まれます。私たちは毎日多くの人とかかわって生きています。よい声でよいコミュニケーションをすることは人生を楽しく豊かにしてくれます。ちょっと自分の声に気をつけて、気持ちのよい声を出すよう心がけて欲しいものです。

 
2005.4.17初出

春が来る

2月は冬から春への変わり目の月です。

立春を過ぎると、いよいよ草木が芽吹くための準備に入ります。しかしまだまだ大気は冷たく、荒れやすく、気温の変化も激しく体調も崩しやすい時期になります。私たち人間も生き物ですから、大地の変化に伴って、身体も徐々に冬型から春型へ変わってゆきます。硬くなっていたからだが、だんだんほぐれて来るのです。そんな時は油断大敵、緩んだ身体に冷たい寒気が入り込むと、一気に風邪を引いたり熱を出したりすることがありますので注意してください。

外の風は冷たくても、太陽の当たっている日向は暖かく、思わず上着を脱いでしまいたくなる日もありますが、すぐに冷えてきますのでこれも注意が要りますね。身体がのびのびしてくると、声もとてもよく出るようになります。つい声を出しすぎて喉を痛めることにならないようにこちらも気をつけてください。まだまだ乾燥している日が続いています、それにこれからは花粉の飛ぶ時期に入ります。レッスンをしていても花粉がのどにつかないように、まめにうがいなどをする必要があると思います。

本当に花粉症は今や日本の国民病になった感がありますね。6人に一人が花粉症で悩まされているということですから、大変です。春はうららかな花の季節で心も身体も軽やかになってくる季節なのに、頭は重く、目は痛く、鼻水は出て、ゆうつな季節になってしまいました。

人間は自然から罰を受けているようです。

今年は去年の30倍以上の花粉が飛ぶということですから、今まで大丈夫だった人も要注意ですね。私もとても心配です。自己免疫力を高めるよう、皆さんも是非がんばってください。

都会の空気を良くするよう、また土のある地面を少しでも多く都会の中に作るよう、これからの都市づくりを考えてほしいものだと思います。

 
2005.2.14初出

シンプルな暮らしを

皆様遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

2005年は、昨年の台風、地震、津波などの自然災害を引きずって、いささか不安を秘めながら明けました。今年はいい年になってほしいとみんな願っていますが、地球の変動は止まらないような気がします。私たち人間は、人間だけで生きていけると、人間の欲望の実現をすべてに優先する善として突き進んできましたが、ここに至って、人間と自然、植物や動物たちとの真剣な向き合い、本当の意味での共生を実践して行くことが、緊急の課題として迫られています。

どうすれば本当に共生できるのか、私たちの生活のレベルでも、行政の取り組みと同時に、具体的に考えて行かねばならないでしょう。しかし自分たちの欲望を抑えるのはなかなか難しいことです。いったん便利な電気器具に囲まれて生活していれば、もう電気の無い生活なんて考えられません。簡単便利が当たり前で、どんどん新製品が出てきますので、色々要らなくなるものも増え、ごみが増えます。ごみを燃やせば、排気ガスも出るし、地球温暖化に貢献してしまいます。

シンプルな暮らしは、いろいろな方が提唱していますが、これもなかなか実践は難しいですね。
私の目標は、シンプルな暮らしです。出来るだけ物を増やさないようにしたいと思っています。

ボイストレーニングは、トレーニングするのに何にも道具が要りません。自分の身体があればそれだけで良いのです。自分の身体を使って、自分を鍛え心地よく暮らせるのですからこんないいことは無いと思います。

是非皆さんも一度体験してみてください。  

今年もどうぞよろしく。

 
2005.1.9初出
休講のお知らせ
2022年2/23(水)笹塚教室は
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プロフィール

彩声

Author:彩声
宮崎絢子


株式会社 彩声
代表取締役社長

ボイスコンサルタント

元テレビ東京アナウンサー。
現役時代は報道番組の司会やプロデューサーとしても活躍。
定年退職後、ミヤザキ式ボイストレーニングを構築し、2000年に教室をオープン。
広く、声の重要性を伝えるために活動中。

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